苫西・弓道部 川上千尋 高校総体弓道に出場

苫西・弓道部 川上千尋
高校総体弓道に出場
高校総体へ闘志を燃やす川上

 苫小牧西高弓道部の川上千尋(2年)が3日から札幌市で開催される高校総体に出場する。川上は「自分の力を全て出し、一戦ずつ勝ち上がりたい」と闘志を燃やしている。

 6月に札幌市の道立総合体育センターで開かれた北海道大会の女子個人戦で2位。8射中5中で予選通過できるところ、6中で何なくクリア。「少し緊張したが落ち着いて的を狙った」という準決勝では、4射3中の条件を見事3中で突破し、決勝へ進んだ。

 6人が進んだ決勝では順位を決定する「射詰(いづめ)」を行い、各選手が1射ずつ矢を放ち、的に当て続けた選手が勝ち残る。集中力と精神力が勝負。川上は1射目を的中させ、4人が脱落。残る2人による優勝決定戦に進んだ。1射目は両者的中したが、2射目を外し、惜しくも敗れて2位となった。「優勝が見えていただけに悔しかった」と振り返る。

 弓道を始めたのは高校1年の4月。学校の部活動体験会で「はかまが格好良く興味が湧いた」のがきっかけ。競技の魅力にも引かれて入部を決意、わずか1年数カ月の競技歴。

 週6日の練習でひたすら弓を引いた。指導する加藤雅一顧問も「人一倍、練習を重ねて成長した。集中力が高く本番に強い」と太鼓判。「2年生ながら自分のペースで試合を運べる。虎視眈々(こしたんたん)と射る姿や場の雰囲気にのまれないところも強さ」とみる。

 これまでは矢を射る際に弓が下がる癖があったと話す川上。肩関節を含めて腕をしっかり伸ばすことを意識し、フォームの修正に励んだ。先輩からの「必ずできる」と期待の言葉も力に変えて道大会を突破した。全国舞台では「自分ならできる―と、自信を持って自分の射をこなしたい」と意気込みを語っている。

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