設備投資額4057億円 道内23年度計画は4年ぶり増加見通し 日本政投銀道支店 

設備投資額4057億円 道内23年度計画は4年ぶり増加見通し 日本政投銀道支店 
道内の設備投資計画調査結果を発表する日本政策投資銀行=3日午後、札幌市中央区

 日本政策投資銀行北海道支店は3日、札幌市内で記者会見し、北海道地域の2023年度設備投資計画調査結果を発表した。道内で計画する設備投資額は4057億円となり、前年度実績(2790億円)に比べ45・4%増。製造業、非製造業とも増加に転じ、全体では4年ぶりに増加する見通しだ。

 非製造業の設備投資額は3267億円で、全体の約8割を占めた。前年度実績に比べ48・9%増加する見通しだ。業種別では、発電関連設備の更新がある「電力」が約2・6倍の1406億円。物流拠点の新設がある「不動産」も52・5%増の371億円と大幅に増加する。

 一方、商業施設開発の完了で「リース」は21・1%減の138億円。施設新設工事が完了した「サービス」も17・7%減の117億円にとどまる見込み。

 製造業の設備投資額は32・6%増の791億円。製品切り替えに伴い生産能力を増強する「輸送用機械」が81・6%増の237億円と全体をけん引。施設の移転・増築がある「食品」も52・5%増の191億円となる見通しだ。

 一方、設備更新投資が一服する「窯業・土石」は9・3%減の91億円。施設・設備更新工事が完了した「その他製造業」も23%減の69億円にとどまる。

 また、道内企業に限ると製造業は53・9%増、非製造業は55・4%増といずれも大幅な増加が見込まれている。基幹産業の一つである「食」については、工場等施設の移転・新設などで「食品」が54・3%増加。流通関連施設・設備の更新がある「卸売・小売」も24・3%増と堅調に推移する見通し。一方、「観光関連産業」は宿泊施設の新規開業などの大型投資は見られず、5・4%の微増にとどまる。

 同支店では全体で4年ぶりに増加に転じたことについて「投資水準は依然、コロナ前には及ばないものの、社数ベースでは増加と回答した企業は増えており、投資マインドの回復が見られる」と分析している。

 調査は資本金1億円以上の国内民間企業を対象に、6月23日を期日として実施し、649社が回答。うち、道内本社企業は393社が回答した。

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