フルセットにもつれる一戦を制した男子の四日市工。団体戦のシングルスで激闘を繰り広げた水野惺矢(3年)は「うれしいのひと言に尽きる」と喜びを口にした。
ダブルスを落としたものの、シングルス二つを制して優勝をつかんだ。水野は「自分のテニスに集中してラリー戦の中でいろいろ仕掛けていった」。対する相手は強打が特徴で、サービスエースを何度も取られた。第1セットを先取されても「隣のコートでキャプテンが勝ってくれて、火が付いた」と最後まで食らいつき逆転で締めた。
本山知苑主将(3年)も大接戦のシングルスで貴重な勝利を物にした。「崩れることなく、ポイントを重ねてくる相手だった。だから粘り強く競り合ってなんとか勝てた」と笑みをこぼした。
本山、水野と多彩な仕掛けを得意とする2人がチームを優勝に導いた。「日本一を取ることができてよかった。個人戦でも勢いに乗って優勝を目指したい」と意気込みを語った。

















