苫小牧市美術博物館と市教育研究所は3日、小中学校教員向けの研修講座「教員のための博物館の日」を同館で開いた。約60人が館内の展示品の見学や紙すき体験などを通じ、授業に生かせる知識を身に付けた。
常設展や開催中の特別展「縄文と現代~共鳴する美のかたち」を学芸員の解説に耳を傾けながら見て回ったほか、苫小牧のアイヌ語地名についての講義も受けた。
紙すき体験の講師は佐藤麻莉学芸員で「苫小牧は紙のまちで、王子製紙の基になった抄紙会社ができたのが今から150年前」と紹介。参加者は、パルプと水をよくかき混ぜた後、木枠にそっと流し込んで成形し、最後にアイロンで熱を加えてはがきサイズの紙を完成させた。
明倫中で、美術や社会科を教える渡辺秀智(ひでのり)教諭(52)は「(美術博物館には)市民として知っておいた方がよい貴重な資料がたくさんあった。教科書に載っているものを実際に自分の目の前で見ることで学習の定着につながる」と話した。
















