アブロス日新「ベスト尽くしたい」 全国出場7選手、市長表敬

アブロス日新「ベスト尽くしたい」 
全国出場7選手、市長表敬
岩倉市長(中央)に全国舞台に向けた意気込みを語ったアブロスメンバーと関係者ら=7日、市役所

 全国大会に出場する苫小牧市の水泳クラブ、アブロス日新スイミングクラブの所属選手と関係者9人が7日、苫小牧市役所を訪れ、岩倉博文市長に「いいタイムを目指してベストを尽くしたい」と意気込みを語った。

 訪れたのは、施設を指定管理する都市総合開発の大江和弘事業本部長、指導する大江俊彰コーチと選手7人。7月までに札幌などで開催された各種大会でそれぞれが力泳。全国3大会の参加標準記録を突破し、切符をつかんだ。

 全国高校総合体育大会北海道予選では、女子背泳ぎ100メートル、200メートルに出場した牛田真奈(苫小牧東1年)、女子平泳ぎ100メートル、200メートルでは堀葵(駒大苫小牧2年)が全国大会(17~20日、道立野幌総合運動公園水泳プール)の権利を獲得した。

 牛田は「緊張を力に変えて楽しく泳いだ」と話し「強みはキック。水を手でかく力がまだ弱いので本番では意識した泳ぎをしたい」と語った。

 堀葵はインターハイに加え、第46回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会(22~26日、東京アクアティクスセンター)と2大会の権利を獲得。「今季は自己ベストも更新した。上位を目指して頑張りたい」と話した。

 中体連の4×100メートルフリーリレー、同メドレーリレーの2種目では、鷲尾欣太郎(啓北3年)、熊谷篤(啓明3年)、棚澤昊士(緑陵2年)、堀稜一郎(和光2年)が標準記録を突破し、全国中学(17~19日、香川県立総合水泳プール)を決めた。

 メドレーリレーの1泳背泳ぎの鷲尾は「速いタイムで後ろにつなぎたい」。2泳平泳ぎの堀は「今年から始めた平泳ぎだが、少しでも速く泳ぎたい」と話した。3泳バタフライの熊谷は「最後の25メートルが鍵。息継ぎの回数が増えるがスピードは維持したい」。クロールでアンカーの棚澤は「みんながつないだタイムを大切にしたい。前半は少し抑えて後半に出し切りたい」とそれぞれが闘志を燃やしていた。

 JOCの同2種目にも4人は出場を予定。4×100メートルメドレーリレーは、堀に変わり髙橋昊(啓北3年)が加わった4人編成で挑む。2泳を担う髙橋は「2度目の全国舞台。得意のキックを意識して全てをぶつけたい」と語った。

 JOCのリレーのほか、個人メドレーの200メートル、同400メートル、背泳ぎ100メートルとチーム内で種目最多出場する鷲尾。「短い期間で多くの種目に出場することになるので、体のケアが大事。ベストを尽くして中学生最後に全てをぶつけたい」と決意をにじませた。

 指導する大江俊コーチは「選手にとっても全国舞台は良い経験になる。選手が力を出し切れるよう、全力でサポートしたい」。岩倉市長は「自己ベストを狙った会心の泳ぎで上位を目指してほしい」とエールを送った。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る