車と自転車 互いの環境知る 小樽開建ら 苫小牧で走行実験

車と自転車 互いの環境知る 小樽開建ら 苫小牧で走行実験
寒地試験道路で行った走行実験

 小樽開発建設部は9日、安全な自転車利用環境をつくり出そうと、苫小牧市柏原の苫小牧寒地試験道路で走行実験を行った。大型車両が自転車に乗った人を追い抜かす際、それぞれが受ける影響などを確認。同開建によると全国初の取り組みで、結果は今年度内にまとめてホームページ上などで公開し、大型車両と自転車双方の啓発に役立てる。

 自転車を使った観光「サイクルツーリズム」の普及を目指す後志管内7町村の官民組織、羊蹄ニセコ自転車走行協議会(脇山潤会長)と共催。実験には長い走行距離が必要なため同道路で実施し、道南バス(室蘭市)やあつまバス(厚真町)など8事業社が協力した。公募で集まった自転車の愛好者らも含めて約70人が参加した。

 実験では、参加者が道路に固定された自転車にまたがり、バスが1、1・5、2メートルの間隔を開けて追い抜き、それぞれの心拍数などを測定した。アンケートもしながら走行環境への影響や心理、身体面の変化を記録。大型車の運転席から死角になる場所の確認も行った。

 体験したニセコバス本社営業所の竹田伸次所長(62)は「時速60キロのバスが1・5メートルの距離で走った際は恐怖を感じた。営業所の乗務員にも感じたことを伝えたい」と話し、同開建道路建設課の九笹英司課長(51)は「道路を走行する全員の安心安全な環境が必要。今回の実験を通じて、相互理解につなげられれば」と気持ちを新たにした。

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