【オークランド（ニュージーランド）時事】サッカーの女子ワールドカップ（Ｗ杯）に出場している日本（なでしこジャパン）は１１日午後７時半（日本時間同４時半）から、オークランドで行われる準々決勝で東京五輪銀メダルのスウェーデンと対戦する。１０日は冒頭以外を非公開として最終調整し、長野（リバプール）らは落ち着いた様子でウオーミングアップに励んだ。前日、左肩を痛めて途中で練習を切り上げた浜野（ハンマルビー）も参加した。

　池田監督は試合会場で前日会見に臨み、「状態を整えられた。タフなゲームになるが、しっかり戦いたい」と抱負を述べた。勝てば準優勝した２０１５年カナダ大会以来の４強入りを果たす。

　国際連盟（ＦＩＦＡ）ランキング１１位の日本は同３位のスウェーデンに対し、過去５勝３分け６敗の成績で、Ｗ杯では１勝２敗。直近の対戦は東京五輪準々決勝で、日本は１―３で敗れた。スウェーデンのゲルハルドソン監督は「日本はユニークで柔軟に戦えて、パスもうまい。難しい相手だ」と警戒した。