北海道・札幌2030オリンピック・パラリンピック冬季競技大会招致の意義を考えるトークショー「若者が語るオリンピック・パラリンピック体験~東京から札幌へ~」(チームシフト主催)が11日、札幌市中央区の駅前通地下歩行空間で開かれた。東京五輪・パラリンピックを学生ボランティアやスタッフとして支えた、NPO法人おりがみ理事長の都築則彦さんら20代の若者たちが五輪に関わることの魅力を語り合った。
初めに若者の側から都築さんら5人が五輪、パラリンピックとの関わりを紹介した。都築さんは「オリンピックは、関わりたくても関わりにくい。それなら自分たちで関わりをつくろうと活動を始めた」と動機を説明。「文化という視点から平和を目指したい」と意欲を見せた。
鉄道会社でユニバーサルデザインに携わる山本華菜子さんは、平昌パラリンピック冬季競技大会(2018年)にボランティアで参加した。「心が震える体験だった。オリンピック・パラリンピックは人生に生きる目的を与えてくれた」と感動を伝えた。
車いすスポーツクラブでマネジャーを務める大学生の竹田遥さんは「オリンピックやパラリンピックは世代をつなぐツール。人生を懸けて競技と向き合う選手を支えることに充実感を持っている」と話した。
大学院で五輪を研究する原実李さんも「オリンピックは私にとって世界への扉」とたとえ、「東京大会の招致が決まった時に、関わりたいと上京した。大学では世界の若者が集まるセッションに参加。オリンピックはスポーツだけでなく教育、文化、環境などの複合的な要素を含む新しい世界へのきっかけ」と熱く語った。
トークショーでは、都築さんらのほかに札幌市在住の建築家牧野准子さんと、まちづくり若者組織の前代表、毛利迅さんが加わった。牧野さんは「車いすの自分だから気付き、見えるものがある。それらをまちづくりに生かしたい。障害への誤解や偏見をなくす心のバリアフリーを普及させたい」と話し、SNS(インターネット交流サイト)の運用に携わる毛利さんは「北海道の若者は自分が住むまちに興味がない。SNSを通じ興味が持てるようにしたい」と述べた。
牧野さんは5人に「皆さんはやりたいことを行動に移して活動している」とたたえ、「年を取るとできることは限られる。若いパワーとアイデア、行動力がこれからのまちづくりに必要」と期待を込めた。
















