観光に関するリクルートの調査・研究、地域振興機関「じゃらんリサーチセンター」(JRC)は、全国1万5572人の宿泊旅行者を対象に実施した「じゃらん宿泊旅行調査2023」(22年4月~23年3月)の結果をまとめた。このうち「魅力のある特産品や土産物が多かったランキング」で北海道が05年の調査開始以来、初の1位に輝いた。
魅力のある特産品や土産物ランクで北海道は、ジャガイモやミルクを使った「しょっぱい系」「甘い系」が多彩な菓子類、海鮮類、ラーメンとバラエティーの豊富さで幅広い支持を集めた。2位は沖縄県で「ちんすこう」「紅芋タルト」の菓子類や「シーサー」「やちむん」などの工芸品。3位は海産物の人気が高い石川県。「日本酒」「金箔製品」「九谷焼」などが挙がった。
「総合満足度」の1位は、前年度10位から大きくランクアップした大分県。コロナ禍を経て、宿にゆっくり滞在する旅からアクティブな旅の需要が戻る中、温泉を軸に持ちながらもプラスアルファでまち歩きコンテンツを多く擁する点が評価された。2位は鹿児島県、北海道は3位。
「地元ならではのおいしい食べ物が多かったランキング」では、前年度2位の石川県が2年ぶりに1位を奪還。ノドグロ、すしの海鮮系のほか「金沢おでん」「能登牛」も健闘した。北海道は2位で、海鮮に並びジンギスカン料理、ラーメンも人気で3大グルメに。3位の富山県は「白海老」「ホタルイカ」が人気で、海鮮系の印象が強い3道県がベスト3を占めた。このほか麺類が人気の香川(うどん)、福岡(ラーメン)、岩手(冷麺)の3県が新たに10位内にランクインした。
また「現地で良い観光情報を入手できた」では1位が沖縄県、2位が北海道、3位は京都。沖縄は地元の人からの情報提供の評価が高い。北海道と京都はタクシー運転手、とのコメントが多かった。
JRCの森戸香奈子主席研究員は、グルメランキングは海鮮系の根強さに加え、肉類・菓子類・茶・日本酒とバラエティーに富んだ変化を指摘し「地域のカルチャーが感じられるなどブランド力が求められてきている」と分析。「コロナ禍からの回復途上にあり、地域を挙げて旅行客を歓迎する気持ちが旅の満足度につながっている」としている。
















