食中毒警報過去最長 記録的暑さ続き累計35日間 苫保健所管内

食中毒警報過去最長 記録的暑さ続き累計35日間 苫保健所管内

 苫小牧保健所が管内(東胆振1市4町)に発令する食中毒警報は今季、通算5回で期間が35日間に達し、同保健所に記録が残る2007年以降で最長となった。暑さが続いていることによる全道的な傾向で、同保健所は「油断せずに食品を扱う際は細心の注意を払って」と呼び掛けている。

 同保健所は7月7日に今季初の警報を発令。同25日に2回目を出して以降、管内は記録的な暑さが続いており、今月16日の5回目まで4週連続の発出。23日までの期間を足すと今季の累計は35日間となり、同保健所管内で従来最長だった12年の年間33日間を超えた。

 警報発令は全道的にもハイペースだ。道健康安全局食品衛生課によると、道内30保健所の今季警報日数は、18日までに発令中を含み1162日。前年度の年間897日をすでに超え、同課は「過去数年と比べてもかなり多い。今後も暑さが続きそうで、引き続き注意が必要」と強調する。

 苫小牧市内は今月12日、最高気温32・4度で今季初の真夏日を観測。当面は気温の高い日が続くと思われる一方、管内では暑さに起因する食中毒は発生していないといい、同保健所は「例年以上の暑さもあって、いつもより用心されているのでは」と分析する。

 その上で気温が徐々に下がる秋に向けても「涼しくなっても油断は禁物」と強調。小まめな手洗いや調理時の十分な加熱など基本的な対策の徹底はもちろん、大鍋の作り置きや冷凍食品の常温解凍は控えるようアドバイス。お祭りなど屋外イベントで飲食物を購入する際も「持ち帰らずその場で食べて」と訴えている。

 食中毒警報は21年までは原則2日間(48時間)単位だったが、天気予報の精度向上や発令頻発による「慣れ」の防止で、22年から最長1週間(168時間)指定できる。発令は▽最高気温28度以上の予想▽前2日間の最低気温20度以上・湿度85%以上▽前2日間の平均気温が23度以上・湿度85%以上―などが基準。

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