胆振総合振興局がまとめた2022年度の管内観光入り込み客数は1417万5600人で、前年度比49・5%(469万6100人)増と大幅に伸びた。管内の全4市7町で前年度を上回り、新型コロナウイルス感染拡大の影響で大幅に落ち込んだ20、21両年度からV字回復。東胆振では、苫小牧市が前年度と比べて4割以上増となった他、4町も約1~3割増となった。
管内観光客の内訳は、道内客が前年度比41・6%増の1054万3200人、道外客が78・8%増の363万2400人。「コロナ前」の19年度と比べると、道内客はほぼ同水準に戻ったが、道外客は約35%減と回復途上。同振興局は「国や道、自治体の旅行支援があり、地域イベントも再開したことで、密を避けやすい車移動ができる道内観光の需要が増えた」と分析する。
自治体別の内訳では、国内有数の温泉地を有する登別市が最多で、前年度比94・7%増の233万7100人。2位がアイヌ文化の復興・発信拠点、民族共生象徴空間(ウポポイ)がある白老町で30・8%増の220万2100人。3位が苫小牧市で43・8%増の213万1300人だった。厚真、むかわ、安平3町も軒並み前年度実積を上回った。
22年度はコロナ水際対策の段階的な緩和、新千歳空港国際線の運航再開により、インバウンド(訪日客)もやや回復。外国人宿泊者数(延べ数)は前年度比6倍の18万9902人泊。国別では、22年7月に新千歳でコロナ禍の運航中止から真っ先に復便した韓国が最多で、全体の約4割を占めた。国際線の復活に比例し、多い順に台湾が約2割、香港が約1割。
コロナ前の最多だった中国は、新千歳と同国本土を結ぶ直航便ゼロが続き、ほぼ姿はなかった。全体で19年度比約77%減にとどまっているが、今年度はコロナの「5類」移行や新千歳―中国本土便の再開、中国の団体旅行解禁など明るい話題も続々。同振興局は「今年度は人の動きがさらに出ることを期待している」と展望している。



















