27日に苫小牧公演 スペイン舞踊楽しんで 主宰の石井さんに聞く

27日に苫小牧公演 スペイン舞踊楽しんで 主宰の石井さんに聞く
スペイン舞踊を披露する石井さん(提供)

 国内トップクラスのスペイン舞踊家石井智子さん率いる舞踊団の公演「スペイン舞踊の祭典~華麗なるスペイン舞踊の世界と情熱のフラメンコ」が27日午後2時から、苫小牧市民会館大ホールで開催される。全国8都市を巡るツアーの一環。公演を目前に控え、スペイン舞踊の魅力や苫小牧公演に懸ける思いを石井さんに聞いた。

 石井さんはスペインについて「地方ごとの豊かな文化を誇る国で、舞踊もまたバラエティーに富んだ独特のものがある」と指摘。主なものとして(1)各地に伝わる民族舞踊(フォルクローレ)(2)クラシックバレエの流れをくみ、バレエシューズで踊る「エスクエラ・ボレラ」(3)カトリックやイスラム、ユダヤなどさまざまな文化の影響を受けてきたアンダルシア地方とロマの各文化が融合し生まれたとされる「フラメンコ」(4)エスクエラ・ボレラとフラメンコの舞踊テクニックを使ってクラシック音楽で踊る「クラシコ・エスパニョール」を挙げ、「公演ではこの四つのタイプの舞踊を披露する。どの踊りも力強く、華やかで五感で楽しめる」と紹介する。

 今回のツアーは文化庁のアートキャラバン事業に採択されており「コロナ禍で大きく減った舞台鑑賞の機会を元に戻すことや文化芸術の質向上、地域の文化芸術の振興などが目的」と説明。石井さん自らが踊りや曲の解説をし、初めて鑑賞する人でも楽しめる内容になっているという。

 舞台美術や100着以上の衣装などをすべて11トントラックで運び、ダンサー21人、ミュージシャン8人をはじめとする総勢約60人が苫小牧公演に臨む。

 5月に来苫した石井さんは「大きな空と素朴な街並みに心が温かくなった」とし、会場の市民会館についても「非常に大きく歴史を感じさせる建物」と評価。「取り壊しも決まっていると知り、(その前に)公演できることはとても光栄」と語る。

 自身が主宰する舞踊団について「スペイン舞踊の素晴らしさを伝え、夢や希望を持っていただき、心豊かになるような舞台をお届けする」と理念を語り、「フラメンコを習っている方や、スペイン舞踊を見たことが一度もない方にもぜひご覧いただき、その素晴らしさに触れてほしい」と来場を呼び掛ける。

 チケットは全席自由席で3000円。苫小牧市民会館やチケットぴあなどで販売中。問い合わせは石井さんのフラメンコスタジオ事務局 電話03(6280)3147。

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