苫小牧市美術博物館は26日、「八戸の縄文文化と社会」をテーマにした講演会を同館研修室で開いた。市民ら約35人が参加し、青森県八戸地域の遺跡や出土品について知識を深めた。
同館で開催中の特別展「縄文と現代~共鳴する美のかたち」の関連行事。講師は八戸市博物館の学芸員市川健夫さんが務めた。
八戸地域については、十和田湖周辺火山の噴火の影響を受けながらも資源が豊富で集落が多数存在した形跡があり、縄文時代の遺跡がたくさん見つかっていることを説明した。
土器はデザイン性のあるものが出土しており「時代が進むと漆塗りの土器や装身具などが作られていたようだ」と紹介。漆の産地や土器の形などから、北海道と人の行き来があったことも伝えた。
歴史が好きで参加した市表町の遠藤敦さん(58)は「縄文時代から八戸と北海道の交流があったかもしれないことなどが分かり、興味深い内容だった」と感想を話した。
市川さんは「社会の基盤があってこそ文化が成り立っていく。縄文時代の八戸地域や文化を知り、もっと興味を深めてもらえたら」と語っていた。
















