道主催の2023年度北海道戦没者追悼式が30日、札幌市豊平区の道立総合体育センター(北海きたえーる)で行われた。来賓、遺族ら176人が参列し、道関係の約10万9500人の戦没者を悼み、平和の誓いを新たにした。
鈴木直道知事は「苦難の歴史から学んだ教訓を心に刻み、その記憶を風化させることなく次の世代に語り継ぐ」とし「恒久の平和を強く希求し、道民が安心して心豊かにくらしていけるよう全力を尽くす」と述べた。
正午の時報に合わせ全員が黙とうをささげた。
遺族代表の塚野聖治さん(83)=桧山管内せたな町=は、潜水艦乗組員の叔父を案じていた祖父母の姿に触れながら「世界ではいまだに紛争が絶えない」とウクライナの戦火に胸を痛め、「戦争を直接知る世代がわずかとなってきた今、戦争の悲惨さ、平和の尊さを後世に伝えていくことは私たちの責務であり、平和への思いが途絶えることはない」と述べた。
献花では、東胆振を含む道内各地から参列した遺族が霊前に白菊を手向けた。
伊東良孝北海道連合遺族会理事長は「世界平和の道のりはいまだ遠い。高齢化著しい本会を次世代に継承し、命の尊さと平和への願いを語り継ぎたい」と語った。
















