苫小牧市の日本空手松涛連盟・志濤館に通う5人が、第24回松涛連盟全国空手道選手権大会(7月、東京都)で入賞した。金澤薫館長は「結果に満足せずに上を目指し、今後も自分なりに考えて稽古に取り組んでほしい」とさらなる成長に期待を寄せる。
田邉翔(澄川)は小学4年生男子形で2年連続の3位。前回より順位を上げたい―と突きや細かい動きを丁寧に実践したが、結果は目標に届かなかった。「悔しかったが、来年は優勝を目指す」と力を込める。
鈴木華(泉野)は小学5年女子形で初入賞の3位に「うれしい」とほほえむ。「全体的に体に力が入り過ぎないことや、引き手を意識した」と振り返り、稽古で指摘されたことを一つ一つ改善しさらなる上位を目標に掲げる。
小学5年女子組手では、佐々木和奏(錦岡)が3位の結果を残した。昨年の2回戦敗退の悔しさをバネに挑んだ今大会。「入賞できると思っていなかったので驚いた」と語りながら「練習にしっかり取り組んできたし、試合でも細かくステップを踏むよう意識した」と入賞の要因を分析。「次はメダルの色を上げられるように頑張りたい」と先を見据える。
塩野谷麗花(澄川)は小学5年女子の形、組手でそれぞれ敢闘賞。ダブル入賞を果たすも「形では体がふらついてしまった」と悔しさをにじませる。「また一から稽古を積み重ね、次こそ優勝を目指したい」と闘志を燃やした。
このほか今春、空手の名門・日本航空高校付属中(山梨県)へ進学した志濤館の門下生、平岡夢彩も中学1年女子形で3位入賞を果たした。

















