苫小牧市公設地方卸売市場運営審議会(会長・佐藤郁子北洋大教授)は8月31日、同市場の水産物部(汐見町)、青果部(港町)の老朽化などの現状を把握する初の見学会を開いた。
見学会は6月に開いた同審議会で委員、指定管理者双方が要望して実現。市農業水産振興課は「一度施設を見てもらうことで現状を把握し、今後の審議会で協議する上での材料になれば」と話す。
この日は早朝、委員9人が参加し、指定管理者が施設の運用状況などを説明。水産棟ではマルトマ苫小牧卸売の西田浩一社長が、青果棟では丸一苫小牧中央青果の野沢亨介社長が委員に実態などを伝えた。
委員からは「建物自体かなり古くなっている。今後を真剣に考える時期にきたのでは」「市民の台所を支えている場所。ことの重大性を感じた」などの声。苫小牧も年々暑さが増しているだけに、佐藤会長は「温度への対策もこれから必要になる」と話していた。
水産棟は1966年、青果棟は71年にそれぞれ完成し、いずれも築50年以上で老朽化が進んでいる。市は2017年に建物の劣化度を調査した結果、33年度まで施設運用が可能と判断し、修繕しながら長寿命化を図っている。
















