苫小牧市社会福祉協議会や市の職員、地元企業の代表者らが、災害ボランティアセンター(災害ボラセン)に関する知識を深める研修交流会「防災サミット」が1日、市内の飲食店で開かれた。ソフトウエア開発会社サイボウズ(東京)と道社協、市社協の主催。約30人が参加し、ITを活用して災害ボラセンを効率的に運営する方法について考えた。
災害発生時、各地から集まるボランティアと助けを必要とする被災者をつなぐ災害ボラセン。苫小牧では市社協が開設、運営を担うが災害に強いまちづくりへより多くの人に関わってもらいたい―と研修会交流会が企画された。
講師はIT技術を活用した被災地支援に取り組むサイボウズの災害支援チームリーダー、柴田哲史さん(55)。各地の災害ボラセンでボランティアの受け付け、資材や車両の手配、被災者のニーズ調査、現場確認、マッチングなどの仕事を担ってきたという。
柴田さんはこれまで人手と時間をかけてこれらが行われてきたことに触れ、「業務負担が重い上、非効率で支援が行き届かないことが課題」と指摘。ITを生かすことで仕事を効率化し、より早くきめ細かな支援が実現することができると訴えた。
7月に水害に見舞われた秋田市で、被災者のニーズを処理し切れず同社がニーズ登録のシステムの導入と運用をサポートした結果、格段に支援スピードが向上し、情報の共有や発信もスムーズになった事例も紹介した。
市社協の千寺丸洋総合支援室長は「被災地復興は地元の連携が鍵となる。研修交流会でつながった縁を大切にしていきたい」と述べた。
















