敬老会再開の動き 苫小牧市内の町内会、コロナ5類で

敬老会再開の動き 苫小牧市内の町内会、コロナ5類で
マジックショーで盛り上がる元中野町内会の敬老祝賀会参加者=9日午前11時25分ごろ、元中野町総合福祉会館

 18日の敬老の日を前に、苫小牧市内の各町内会で住民の長寿を祝う動きが広がっている。新型コロナウイルスの影響で2020年以降、多くの町内会が敬老会開催を見送ってきたが感染症法上の分類が5類に引き下げられ、再開ムードが一気に高まっている。一方で、集団感染を懸念し、記念品贈呈にとどめる町内会も依然として少なくない。

 市総合福祉課によると、コロナ禍前の19年度はほとんどの町内会が敬老会を実施していたが20年度以降は激減。例年7~8月に行っている意向調査で昨年度、「実施予定」と回答した町内会は、82町内会中26町内会にとどまった。

 しかし、「高齢者の大切な交流機会」というのは共通認識でコロナ禍が落ち着き、ウィズコロナへ社会の動きが加速する中、今年度の調査では49町内会まで回復。16~18日に開催のピークを迎える見通しだ。

 元中野町内会(佐藤守会長)は9日、元中野町総合福祉会館で4年ぶりに敬老祝賀会を開き、40人が参加。毎年恒例の会食や地域の小学生との交流は見合わせ、お茶菓子をつまみながらマジックショーやビンゴ大会を楽しんだ。

 同町の主婦川本キミ子さん(79)は「久しぶりの再会はもちろん、新たに加入した人にも会えたことが本当にうれしくて会話が盛り上がった。来年はより多くの人に参加してほしい」と笑顔だった。

 佐藤会長は「ようやくみんなの笑顔を見られてよかった」とほっとした表情を見せた。

 第八区自治会(平田栄美子会長)も10日、4年ぶりの「敬老の集い」を住吉町のアールベルアンジェ苫小牧で予定。これまでは地域の会館で開催してきたが密状態を避けるため、会場を変更。約80人が参加予定で、弁当を食べながら、歌手のステージを楽しむという。

 弥生連合町内会(吉村誠会長)は18日、町内会館で敬老会を予定。吉村会長は「みんな待ち望んでいたためか、参加者数は例年100人程度だったが、今回は120人ぐらいに増える。会食はしないが、楽しめる会にしたい」と意気込む。

 一方、豊川町内会(岩田典一会長)は、524人の敬老会対象者に厚真町産の米を贈る。事前に引換券を送り、9、10の両日、会館で手渡す。感染症への不安や健康面の事情から敬老会に出席できない高齢者が一定数いるとし、20年度から実施しているこの方式を当面継続させる考えだ。

 桜木町町内会(三澤伸吉会長)も、敬老会対象者704人に菓子などの購入に使える商品券を郵送するという。

 ときわ町内会(小山征三会長)は昨年度、敬老会の特別企画として落語家の寄席を行ったが、今年度は約800人の対象者に菓子を配る。従来の敬老会復活も模索したが、約300人の参加が見込まれ集団感染のリスクが高いと判断。小山会長は「3回に分けて行うことも考えたが、今回は開催を見送る」としている。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る