【シアトル時事】米大リーグは１１日、各地で行われ、カブスの鈴木はロッキーズ戦に４番右翼で出場し、六回に右前打を放った。カブスは六回を終えて３―１でリード。

　オリオールズの藤浪はカージナルス戦で６点リードの九回に登板し、１回無失点に抑えた。チームは１１―５で勝った。

　右脇腹に張りのあるエンゼルスの大谷はマリナーズ戦で８試合続けて先発メンバーから外れた。吉田のレッドソックスはヤンキース戦が悪天候のため順延となり、１２日にダブルヘッダーで行われる。

　エンゼルスの大谷は８試合連続で先発メンバーから外れた。球団が最初に発表したメンバー表には２番指名打者で名前が入っていたが、試合前に打撃練習などで体を動かした後、先発復帰は見送りとなった。

　ネビン監督は「きのう（１０日）話したときはいい状態だった。球場に着いたときも問題なかったが、ケージでスイングをして、まだ１００％だと感じなかった。痛みが残っている」と説明。「彼は試合に出たがっている。それが大事」と復帰が近いことを示唆した。

トラウト、トレードも エンゼルスと協議の意向

　【アナハイム時事】米紙ＵＳＡトゥデー（電子版）は１０日、米大リーグ、エンゼルスのマイク・トラウト外野手（３２）について、本人が退団を希望した場合、球団はトレードに出す用意があると伝えた。トラウトはチームの低迷や８月末の主力放出を受け、今後の方針についてチームと話し合う考えを示している。

　トラウトは大リーグを代表するスター選手で、２０１９年に１２年総額４億２６５０万ドル（当時約４７６億円）の大型契約を結んだ。契約は３０年までで、来季以降も７年２億４８００万ドル以上が残っており、トレード拒否の権利も持つ。ただ、３度の最優秀選手（ＭＶＰ）に輝く一方で、プレーオフは１４年の一度しか経験できていない。

　エンゼルスでは大谷翔平選手がシーズン終了後にフリーエージェントとなるため、主力二人の去就に注目が集まりそうだ。

報道陣の取材に応じるエンゼルスのネビン監督（中央）＝１１日、シアトル（時事）