苫小牧市は11日、次世代半導体製造ラピダス(東京)の千歳市進出を受け、市民に説明する場を設ける方針を明らかにした。形式や開催時期など詳細は未定だが、木村淳副市長は「ラピダスの進出は事業者だけでなく、市民の関心が高いと感じる。しかるべきタイミングで事業者や市民が情報共有、理解できる機会をつくりたい」と述べた。
市議会定例会の一般質問で、原啓司氏(共産)に答えた。
市は説明する場を通して、「半導体とは何か」など基本的な内容から、同社や進出が見込まれる半導体関連産業についてや、これらの動きからどのような期待や懸念があるかなど、市民に理解を深めてもらう必要があると判断。道や関連企業の協力を得ながら調整を進める考えだ。
また、橋本智子氏(民主クラブ)の一般質問に対し、小名智明産業経済部長は「半導体関連産業の進出が千歳市や周辺自治体に及ぶ。ラピダス工場の建設も始まり、苫小牧への企業進出も今後活発化していく」と期待。今後について「苫東地区(苫小牧東部地域)やダブルポートを有する苫小牧の優位性をPRし、企業誘致活動を積極的に展開したい」と意欲を見せた。
一方、橋本氏はラピダスが使用する工業用水として、道企業局の苫小牧地区工業用水道が選ばれた場合、企業進出に影響がないかをただし、小名部長は「今後の企業進出に影響がないよう、工業用水道事業を担う道に求めたい」と述べた。工業用水を巡っては、道が設置した有識者懇話会が7日、取水候補地を安平川を水源とする同水道と千歳川の2案に絞り込んでいる。
















