苫小牧市消防本部と王子総合病院などは9日、大規模災害に備えた合同訓練を市内若草町の中央公園や同病院で行った。救急隊員や消防団員、医師、看護師など約350人が参加し、同時多発的にけが人が出た際の救急対応の手順を確認した。
国指定災害拠点病院の同病院の呼び掛けで2005年から実施。今年は、胆振中東部を震源とする震度5強の直下型地震の発生を想定した。
停電で信号機が機能しなくなった丁字路交差点で大型トラックと乗用車2台が衝突し、24人のけが人が出た現場を同公園に再現。救急隊員らが容体を見て治療の優先順位を決める「トリアージ」を行い、患者を振り分けた。情報は現場に設けた救急指揮所に集め、搬送先も判断した。
同病院は一斉に60人以上の患者を受け入れる想定で、マンパワーや常備する医療器具の対応などを検証した。市消防署の小野寺通副署長は「本番に近い訓練ができる機会はとても貴重」と指摘し、同病院の岩井和浩院長は「訓練で見つかった課題をそのままにせず、実際に災害が起きた時にきちんと対応できるよう準備したい」と話した。
















