企業倒産は高水準 3カ月連続前年上回る 8月道内

企業倒産は高水準 3カ月連続前年上回る 8月道内

 東京商工リサーチ北海道支社は、8月の道内企業倒産状況を発表した。倒数件数は前年同月比11件増の25件となり、3カ月連続で前年を上回った。このうち新型コロナウイルス関連倒産が15件を占めた。負債総額も前年同月の約2・5倍となる22億5000万円と大幅に増加した。

 地域別では、札幌市が11件で最多。これに函館市(3件)、苫小牧市(2件)が続いた。

 原因別では、「販売不振」が19件と全体の76%を占めてトップ。この他、「放漫経営」と「既往のシワ寄せ」、「偶発的要因」が各2件発生した。

 業種別では、「建設業」が10件で最多。これに「サービス業・他」(8件)、「小売業」(3件)が続いた。

 コロナ関連は札幌、苫小牧、釧路市などで15件発生。道内では累計282件となった。

 8月の企業倒産に伴う従業員の被害者総数は79人。今年1月からの累計では638人となった。

 同支社では「新型コロナ関連融資(ゼロゼロ融資)の返済がピークを迎えたところで、業績回復が遅れ、過剰債務を抱え、苦戦を強いられている企業も少なくない」と分析。さらに原材料や資材の高騰、エネルギー価格などの物価高、人手不足に伴う人件費負担の増加など「コストアップによる企業の資金負担は増している」とし、「複数要因が重なっての倒産も発生している」と指摘。道内の企業倒産は高水準が続くと予想している。

     ◇

 一方、帝国データバンク札幌支店の調査では、8月の道内企業倒産は24件、負債総額18億3500万円。前年同月に比べ負債は31・2%増で、3カ月連続で前年を上回った。件数は11件増えて、2カ月連続で前年を上回っている。

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