東京商工リサーチ北海道支社は、道内企業の2023年度賃上げに関するアンケート調査結果を発表した。賃上げを「実施した(予定含む)」企業は84・5%となり、前年度に比べ0・2ポイント上昇。コロナ禍で実質賃金が目減りする中、物価上昇に見舞われて高まった賃上げ機運が、賃上げ実施率を押し上げた。
企業の規模別の実施率では、大企業が83・3%だったの対し、中小企業は84・6%で1・3ポイント上回った。
産業別では、「卸売業」が88・2%で最多。以下、「製造業」(87・8%)、「建設業」(87・7%)の順。「不動産業」が42・9%で最も低く、唯一50%を下回った。
賃上げの内容(複数回答)では、「定期昇給」(73・5%)が最多。これに「ベースアップ」(60・9%)、「賞与(一時金)の増額」(41・2%)、「新卒者の初任給の増額」(31・5%)が続いた。
連合が23年春闘で5%程度の賃上げ方針を掲げたが、「5%以上」の賃上げ率を達成したのは全体の38・2%だった。「5%以上」達成企業の規模別では、大企業が12・5%だったのに対し、中小企業は39・7%と27・2ポイント上回った。
調査は8月1~9日にインターネットで実施。道内企業283社から有効回答を得た。
















