苫小牧市 高齢化率30・4% 10年間で6・1ポイント上昇

苫小牧市 高齢化率30・4% 10年間で6・1ポイント上昇

 苫小牧市における65歳以上の高齢者の人口割合を示す高齢化率が、年々上昇している。8月31日時点での高齢化率は30・4%と、10年前との比較で6・1ポイント上昇した。人口層の厚い「団塊の世代」が75歳以上に突入しており、健康で生き生きとした生活を続けていくためにも介護予防の重要性が増している。

 市の人口統計によると、2014年8月末時点の65歳以上の高齢者数は4万2199人で、高齢化率は24・24%だった。高齢者人口と高齢以下率は右肩上がりで19年は高齢者数4万9180人、高齢化率28・71%に。21年には高齢者数が5万人を超え、高齢化率は29・7%まで上がった。

 高齢化率は22年に30%台に到達。23年の高齢者数は5万865人を数える。

 特に1947年から49年までの第1次ベビーブームに生まれた「団塊の世代」が75歳以上となり、後期高齢者数が急増。2014年は1万9294人だったが、今年は2万5779人で総人口に占める割合は15・4%、6・5人に1人の市民が75歳以上となっている。

 高齢化進展に伴う課題の一つが、介護を必要とする市民の増加だ。市介護福祉課によると、要介護の認定率は80歳を超えると急上昇。認定率を年代別に見ると70~74歳が約6%、75~79歳は約13%だが、80~84歳で約27%、85~89歳では約50%となっている。

 こうした現状を踏まえ、市は近年、介護予防策を強化。20年度には住民が主体となって地域で介護予防活動を進める仕組みとして、「シルバーリハビリ体操(シルリハ体操)」の普及に乗り出した。

 服の脱ぎ着や洗髪、歩行など日常生活の動作をスムーズに行えるよう関節、筋力を効果的に鍛えるいつでもどこでもできる体操で、30時間の講習を受けると指導士として、認定される。市はこれまでに57人の指導士を養成。今年度も25人の受講生を集めて7日、市民活動センターで講習をスタートさせた。

 市内の高齢化率は40年にピークの34%に達する見通し。74歳以下の市民3・3人で1人の後期高齢者を支えなければならないことから、同課は「75歳以上となっても、元気に地域を支える側であり続けることが求められている」と強調。「行政や専門機関のみならず、市民同士で行う介護予防策が大切」と訴える。

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