金メダリストが凱旋帰国 DL日本勢初V、 北口「簡単にできない」 「やり投げ界、勢いづいて」 北口榛花の一問一答 陸上・やり投げ

金メダリストが凱旋帰国 DL日本勢初V、
北口「簡単にできない」 「やり投げ界、勢いづいて」 北口榛花の一問一答 陸上・やり投げ
世界選手権の金メダルとダイヤモンドリーグ・ファイナルのトロフィーを持ち笑顔を見せる陸上女子やり投げの北口榛花=19日、東京都大田区

 陸上女子やり投げで世界選手権(8月、ブダペスト)金メダルに輝き、世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルでは日本勢初優勝を果たした北口榛花(JAL、旭川市出身)が19日、凱旋(がいせん)帰国した。羽田空港近くで記者会見し、主要タイトルを総なめにした大躍進のシーズンを「そう簡単にはできない。それを1年で同時にできたことがすごくよかった」と振り返った。

 今季世界最高記録を持って臨んだ世界選手権で、日本女子のトラック・フィールド種目では初の優勝。自身の日本記録を2度更新し、DLは5戦で4勝した。

 来年のパリ五輪代表に決まった25歳。ライバルの追い上げを警戒しつつ、「今年決められたことは大きい。世界チャンピオンだが五輪チャンピオンではないので、挑戦者の気持ちで臨めればいい」と2度目の五輪へ決意を新たにした。

 陸上女子やり投げで世界選手権やダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルを制し、帰国した北口榛花との一問一答は次の通り。

 ―今季を振り返って。

 少し波があったけど、しっかり欲しい時に(好)記録を投げられた。平均値も去年より上がった。もうちょっと投げたい気持ちはあったけど、ゆっくりやっていけたら。

 ―五輪前年に素晴らしい成績を残した。

 (今年は)良くなかった選手も来年は戻ってくると思うので、しっかり戦えるようにしたい。世界チャンピオンだが五輪チャンピオンではないので、挑戦者の気持ちで臨めればいい。

 ―歴史をつくった。

 いつも私の前には必ず(男子ハンマー投げ五輪金メダリストの)室伏広治さんの名前がある。DLファイナルの優勝は自分が初めてでうれしい。女子やり投げ界がもっと勢いづいていったら。

 ―けがをしなくなった。

 特に大きなけがはしていないが、常に不具合を感じながら試合に臨んでいる。人間の体の仕組みに基づいて動けるようにトレーニングを行っている。

 ―日本でしたいことは。

 温泉に入りたいし、家族との時間もつくりたい。日本食を食べたい。

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