宮沢賢治の詩歌や童話の好きな部分を参加者が交代で朗読し合う「幻燈あそび」が17日、苫小牧市沼ノ端中央のブックカフェ豆太で開かれた。札幌市を拠点に活動する漫画家町田すみさんが、道内各地で開いているイベント。市内外から9人が参加し、朗読する題材にちなむエピソードを紹介しながら、思いを込めて朗読した。
賢治について研究する市民が市内での開催を町田さんに働き掛け、同店での実施が実現した。
町田さんが最初に、賢治が妹トシの死を悼んだ詩「永訣(えいけつ)の朝」「松の針」「無声慟哭(どうこく)」を朗読。この後、参加者が1人ずつ好きな作品を読む朗読オープンマイクを行った。
旭川市から参加した男性は、1923年8月に旭川を訪れた賢治が書いた詩「旭川。」を朗読。童話「よく利く薬とえらい薬」を読んだ女性は、木が水を吸い上げる音の表現に感銘を受けたことを語った。このほか、「ざしき童子(ぼっこ)のはなし」や猫が主人公の童話「猫の事務所」などの朗読があり、参加者は賢治の作品の魅力を再認識した。
















