ロボコン道大会 地元開催で狙え地区優勝 苫小牧高専

ロボコン道大会 地元開催で狙え地区優勝 苫小牧高専
最終調整に余念がない部員たち。右のキャタピラー付きがAチームのロボット

 苫小牧工業高等専門学校ロボットテクノロジー部は、10月1日に同高専で開催される「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2023北海道地区大会」(通称・高専ロボコン)に出場する。11月に東京で開かれる全国大会に向けた地区予選で、4年ぶりの地元開催。2年連続で審査員推薦枠に選ばれ、全国大会出場を果たしている同高専は、今年こそ「地区優勝し全国へ行きたい」と闘志を燃やす。

 全国高専連合会、NHKなど主催で、地区大会は全国8会場で開催。各地区で優勝したり、審査委員会の推薦を受けたりした最大27チームが全国大会へ駒を進める。道大会には苫小牧、旭川、釧路、函館の4高専の計8チームが臨み、うち2チームが北海道代表に選ばれる。

 今年の競技テーマは「もぎもぎ!フルーツGOラウンド」。コース内に張られたロープや角材の障害物を乗り越えながら、制限時間内に高さ1・4~2・5メートルにぶら下がる果物に見立てたボール入りネットをもぎ取って籠に入れた数で得点を競う。大会当日は、各チーム操縦者含め3人が競技に参加する。

 苫高専からは今年もA、Bの2チームが出場。キャタピラー式のAチームのロボットはエアタンクから押し出した空気でポールを動かし、ボール入りネットを揺らしたり、引っ張ったりしてボールを獲得する。

 一つのロボットに二つの電源を備えた斬新な構造。元木大輔さん(19)=4年=は「(障害物の)ロープを乗り越えるのではなく機体に隙間をつくって擦り抜けるよう、ロボットの上下で回路を完全に分離させた」と工夫点を強調する。

 一方、Bチームは車輪を上げ下げして障害物を乗り越えるロボットを製作。前後の車輪とは別に大きめのタイヤが2本中央に設置されているのが特徴的だ。高さ2・5メートルほどまで上昇するマジックハンドのような道具でボールをつかみ取る。益子岳さん(16)=2年=は「高い場所にあるボールはすべて取って優勝を目指す」と意気込む。

 部員たちは大会のルールが公表された4月以降、設計や組み立てに励み、今月22日から体育館内の特設競技場で実際に操作を開始。「ロボットが進む速度をもう少し早くしたい」「部品が外れないようにしなければ」などと口にしながら、調整を続けている。

 25年以上地区優勝から遠ざかっている苫高専。部員たちをサポートしてきた西田夕月部長(20)=5年=は「今が追い込み時。自分は今年で卒業なので、最後の大会は優勝してほしい」とエールを送る。

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