納得できる家庭の形を 「専業主夫」経験者が講演

納得できる家庭の形を 「専業主夫」経験者が講演
専業主夫の経験を振り返る大澤巧さん

 人材育成やキャリアのコンサルタント業を手掛けるライフキャリア・プラス(苫小牧市のぞみ町)主催の「主夫」をテーマにしたセミナーが23日、市男女平等参画推進センターで開かれた。1年10カ月の「専業主夫」経験を持つ同市の団体職員大澤巧さん(38)が、自身の経験から得た学びや気付きについて語った。

 同社はキャリアコンサルタントの資格を持つ大澤さんの妻千絵(39)さんが、今年4月に設立。企業向けの研修事業のほか個別支援も手掛けており、多様な生き方を考える機会として巧さんの協力で「主夫シリーズ」を計画した。

 シリーズは全3回で、初回のこの日は巧さんが「家庭に入って気付いたこと」と題して講話。巧さんは現在中学1年生の第1子が誕生時、夫婦共働きだったのにもかかわらず、仕事中心の生活で「育児にほとんど関わらなかった」と振り返った。

 その後、重度のうつ状態となり会社をやめたタイミングで千絵さんが第2子を妊娠。経済的な不安や「男性は外で働くもの」といった固定的な役割意識などから迷いもあったが、夫婦で話し合った末、巧さんが専業主夫として家事や育児を担う決断をしたという。

 子どもの面倒を見ながら予定通りに家事を進めることの難しさや、社会ではまだ母親が育児の中心を担う前提となっていることを実感したと強調。「自分を含めロールモデルは参考にしてもいいが、うのみにはしない方がいい」とし「夫婦でしっかりと話し合い、互いに納得できる家庭の形を考えてほしい」と訴えた。

 次回は10月に、千絵さんが専業主夫の夫を持った妻側の視点から講話する予定。

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