「愛される病院に」 町立国保病院 改築工事起工式  白老

「愛される病院に」 町立国保病院 改築工事起工式  白老
起工式でくわ入れをする大塩町長

 2025年5月の開院を目指し、白老町日の出町の敷地内で建て替える町立国民健康保険病院の起工式が26日、建設予定地で行われた。総事業費は35億8000万円。鉄筋コンクリート造り4階建てで、延べ床面積は7000平方メートル。設計施工はフジタ・久米設計・岩倉建設・岩崎組特定建設工事共同企業体(JV)が手掛ける。

 式には大塩英男町長、松田謙吾町議会議長や町議、JV関係者ら約50人が出席。白老八幡神社の鈴木琢磨宮司が神事を執り行い、大塩町長らがくわ入れや玉串奉奠(ほうてん)をして工事の安全を願った。

 大塩町長は「念願の病院改築のスタート地点に立つことができた。患者に愛され、笑顔と思いやりある病院、町民の皆さまに来ていただける病院づくりを医療スタッフと一緒に進めたい」とあいさつした。

 JVの代表者で、フジタ北海道支店の青海昭二郎支店長は「病院の隣接地で2年9カ月にわたり工事を進めるに当たり、患者や職員、地域の皆さまの安全に配慮し、4社の総力を尽くして長く使っていただける新病院を造っていく」と話していた。

 改築後は、内科や整形外科などの外来診療に入院病床40床を確保。介護が必要な高齢者に医療処置を行える介護医療院19床を設置する予定。

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