白老町の髙橋さん 詩吟全国大会初出場で頂点 家族の応援受け実力発揮

白老町の髙橋さん 詩吟全国大会初出場で頂点
家族の応援受け実力発揮
初優勝を喜ぶ髙橋さん(右)と上河さん

 北海道道南岳風会白老支部の髙橋美雪(雅号・響山)さん(31)=白老町北吉原=が、18日に埼玉県川口市で開かれた第29回全国優秀吟者吟道大会(日本詩吟学院主催)の独吟和歌の部に初出場し、初優勝を果たした。生まれつき目が見えないハンディキャップを持つ髙橋さんは「優勝するとは思わず、びっくりしている」と笑顔を見せ、指導する支部長の上河都都子(雅号・岌岳)さん(73)も喜んでいる。

 髙橋さんは、社会福祉法人白老宏友会が運営する多機能型事業所「ポプリ」(同町東町)に通所。同会の施設利用者に詩吟を指導している上河さんの吟声を聞き、2016年に弟子入り志願した。今年5月の札幌市の予選大会で初出場ながら入賞し、出場者47人の中から全国大会の切符を手に入れていた。

 日本詩吟学院(総本部東京都台東区)は約3万人の会員を持つ最大規模の詩吟愛好団体。全国大会の独吟和歌の部には精鋭34人が出場し、髙橋さんは平安中期の歌人、曾禰好忠の和歌「なけやなけ」(通称)を吟じた。キリギリスの鳴き声に自分の悲しみを重ねて晩秋を詠んだ歌とされる。

 髙橋さんは「緊張して舞台に上がった。結果が出るまで不安だった」と振り返る。祖母を含め家族が応援に来てくれ、「家族のためにも優勝できてうれしい」と顔をほころばせた。上河さんは「天性の声に加えて真面目で努力家。着実に吟を自分のものにしてきた」と実力に太鼓判を押す。

 来年の大会では優勝旗の返還と模範吟のお披露目があるといい、「恥ずかしくない吟を披露するためにも練習に励みたい」と気持ちを新たにしていた。

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