第3回定例道議会は27日も本会議を開き、一般質問を続行した。鈴木直道知事は7月まで実施していた道内旅行支援事業「HOKKAIDO LOVE!割」について「秋口から閑散期を迎える中、観光需要の回復の波を確かなものにしていきたい」と述べ、10月20日をめどに再開する方針を明らかにした。檜垣尚子氏(自民党・道民会議)の質問に答えた。
海野真樹氏(公明党)は、9月にアジアで初めて本道で開催されたアドベンチャートラベル・ワールドサミット(ATWS)の成果と今後の展開をただした。
知事は「今後の事業展開を図る上で、大きな効果をもたらした」と総括。主催者の代表と知事が、本道および日本のATの地位確立に向け共同宣言を発表したことも説明。「道としてはこの宣言を今後のAT推進の原動力としつつ、世界各国との関係をより深化させながら、ATが本道観光の柱の一つとなるよう普及拡大に取り組んでいく」と述べた。
また、海野氏は、開業から3年が経過した白老町のアイヌ文化発信拠点「ウポポイ」の誘客についても質問。相田俊一アイヌ政策監はATWS開催効果も生かし、「今後、官民の多様な主体と連携し、本道の魅力的で豊かな数々の資源とつなげる取り組みも進め、ウポポイはもとよりアイヌ文化の理解促進を図り、交流人口の拡大と地域の活性化を目指していく」との姿勢を示した。
真下紀子氏(共産党)は、千歳市の工業団地「千歳美々ワールド」に次世代半導体工場を建設中のラピダス(東京)について「大量の水資源利用に、どう向き合うかが大きな課題」と指摘。「水の使用量と排水量を減らし、水源供給にどう貢献するのか」とただした。
山岡庸邦経済部長は「ラピダス社では、水使用量の削減は大変重要な課題であると認識している」とし、「水の再利用率を最新の技術を導入して段階的に引き上げ、使用量を大幅に削減していく計画と承知している」と理解を求めた。
定例会は同日で一般質問を終了した。
















