サケのふるさと千歳水族館(千歳市花園2)の菊池基弘館長(56)が23日、白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)中核施設・国立アイヌ民族博物館で特別講演「サケ―謎に満ちた生命の旅」を行い、74人が耳を傾けた。
菊池さんは千歳川に多くのサケが遡上(そじょう)し、命をつなぐことを説明。オホーツク海からアラスカ湾に至るまでの約3万キロを旅するなど、詳しい生態について解説した。サケがなぜ生まれ育った川に帰ってこられるかは仮説として「視覚だけでなく水の匂いをかぎ分けるのではとされている」と語った。
文化的な側面では、先住民族のアイヌの人たちが古くから現代までアシリチェプノミ(新しいサケを迎える儀式)を行い、伝統を守っていると話し、千歳水族館のボランティアグループ「千歳サケのふるさと村教授会」の会員がサケ皮を使って作った靴などを写真で紹介した。
















