第45回苫小牧商工会議所会頭杯朝野球選手権大会は28日、とましんスタジアムで決勝が行われ、Feliz(フェリース)が1―0で北日本産商との接戦を制して3年連続3連覇を達成した。優勝したFelizは、来年8月の第52回北海道朝野球大会(滝川市)の出場権を手にした。
大会は20日に開幕。日本橋杯、宝達建設杯、糸井地区杯、アポロ杯、サカイスポーツ杯の上位6チームが出場し、トーナメント戦で栄冠を競った。
▽決勝
Feliz
0010000―1
0000000―0
北日本産商
(F)桑田―林
(北)橋本、佐々木英―山田
🉀佐藤(F)
🉁加藤諒(北)
🉂木村(北)
Felizは三回、佐藤が左柵越えの本塁打を放ちこれが決勝打。投手桑田は力投で相手打線を完封。
1点を追う北日本産商は七回、1死二塁の好機も反撃届かず力尽きた。
【個人賞】▽最優秀選手 桑田大輔(Feliz)▽優秀選手 佐藤嘉斗(Feliz)▽敢闘賞 橋本尚弥(北日本産商)
―結成3年で成長
結成から3年、今年も強さを見せたFelizが3連覇を果たした。笠井選手兼監督は「接戦でどっちに転ぶか―の試合になることは予想していた。任せた桑田も良い投球で抑えてくれ、勝つことができてうれしい」と喜びを口にした。
プロ野球独立リーグでプレー経験を持つ笠井が中心となり、2021年にチームを結成した。「1、2年目は勢いで勝ってきた。今年はチーム内で温度差があって苦しい時期もあったが、話し合いを重ねてまとまりを見せた」と万全の体制で臨んだ。
今季、互いに市内大会2冠同士となった両者の一戦は1点を争う厳しい展開。投手桑田は135キロ超えの直球と変化球を武器に相手打線を封じ、「テンポ良く投げることができた」と無四球の好投で締めた。三回に、豪快なスイングで高め直球を完璧に捉え決勝打となる本塁打を放った佐藤は「持ってますね」と笑顔を見せた。
来年の全道大会に向け、笠井は「これまで2大会連続で結果を出せなかった。次は優勝して苫小牧に帰ってきたい」と闘志を燃やしていた。














