苫小牧出身・大野 鹿児島国体・ボクシング出場

苫小牧出身・大野
鹿児島国体・ボクシング出場
鹿児島国体に出場する大野(提供)

 苫小牧市出身の大野毅人(日本体育大学3年)が10月8日から鹿児島県阿久根市で行われる特別国民体育大会のボクシング競技に出場する。昨年から2年連続となる大舞台への挑戦に「過去に敗れた選手も出場するので、絶対に勝ってリベンジしたい」と闘志を燃やす。

 大野は8月、札幌市の北区体育館で開かれた国体北海道予選会のLH(ライトヘビー)級に出場。予選会に向け、1カ月ほど前から実家に戻り、父の暁史さん(49)とミット打ちや走り込みをして挑んだ。パンチを多く打つ自身のスタイルと得意な距離で打ち合うことで、見事優勝を果たした大野は「重ねてきた練習の成果を発揮できた」と振り返る。

 大野は幼稚園の頃に空手を習い始め、勇払中に進学してからボクシングに転身した。バスケットにも打ち込んでいたが、高校はボクシング部がある恵庭南を選んだ。昨年の国体は試合で痛めた右手親指の骨折により、準決勝を前にしてドクターストップ、3位入賞となった。

 現在、本番の国体に向けて走り込みや対人練習を重ね、3分3ラウンドを戦い抜ける体力や技術に磨きを掛ける。「前回大会はけがで棄権することになり、悔しい思いをした。今回は昨年より強い相手がひしめくが、一つ一つ勝ち上がり、良い結果を残したい」

 苫小牧からエールを送る暁史さんは「けがに気を付けつつ、昨年以上の成績を目指してもらいたい」と背中を押す。

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