第76回秋季北海道高校野球大会室蘭支部予選は2日、とましんスタジアム=苫小牧市=でAブロックの2回戦1試合が行われ、鵡川が14―0の五回コールドで苫小牧高専を下し3回戦に進んだ。
▽Aブロック2回戦
苫小牧高専
00000―0
1346X―14
鵡 川
(五回コールド)
(苫)佐藤喜、佐藤翔、鈴木瑛―鈴木
(鵡)今富―佐藤
🉁清水(鵡)
鵡川は敵失も絡めて9安打で14点。投手今富は被安打1で締める好投。
苫小牧高専は投手陣が崩れて大量失点。攻撃も反撃の糸口をつかめず完敗。
―鵡川、守りに課題
鵡川の小池監督は初戦を快勝も「内容は良くない。守れないチームだし、1勝でもできただけ幸せ。素直な選手が多い、鍛えがいがある」と話した。
野球センスがある―と期待のエース今富(2年)の投球は「夏の経験が大きい。常に試合の中で修正できる選手だけど、きょうの内野手の失策ではリズムに乗れない」と守りの課題を挙げた。
直球とカーブで組み立てた今富。初先発の公式戦を「緊張もあったが、カーブの感触が良かった」と振り返った。
今夏の室蘭支部予選で苫中央にサヨナラ負けを喫し、最後に打たれたのが今富だった。「3年生を引退させてしまい、悔しい思いをした」と夏以降はひたすら投げ込んでコントロールを磨いてきた。
「コースと高さを意識して試合をつくっていける投手になりたい。まずは目の前の試合に集中して全力で投げたい」と意気込みを語った。

















