道人事委員会は6日、2023年度の道職員の給与と期末・勤勉手当(ボーナス)を引き上げるよう鈴木直道知事に勧告した。民間企業の支給実績と人事院勧告を踏まえた措置で、月給とボーナス共に増額勧告は2年連続。初任給を大幅に引き上げるほか、5年ぶりに全職員の月給を増額する内容となっている。
道内の民間企業400社(従業員約1万2000人)を対象に調査した人事委によると、民間のボーナス支給割合は4・48カ月。これに対し道職員のボーナスは年間4・40カ月で、民間を0・08カ月下回っている。官民格差や人勧を重視し、年間0・10カ月分引き上げるよう勧告した。
一方、月給についても、民間が37万2391円に対し、道職員は36万8727円で3664円(0・99%)下回っている。民間との格差是正に向け、3655円の引き上げを勧告した。改定率は0・99%の引き上げで、1994年度(1・13%)に次ぐ高さ。
また、高卒初任給を1万2000円、大卒初任給を1万1000円増額する。高卒、大卒とも1万円以上引き上げるのは、90年度以来となる。特殊勤務手当では、高病原性鳥インフルエンザの殺処分に従事した職員に支給する防疫救治作業手当の支給額を現行の日額380円から1470円に増額するよう勧告した。
いずれも今年4月1日にさかのぼって実施。これによる職員1人当たりの年間給与は、一般行政職(平均年齢41・3歳)で594万7000円から604万5000円となり、9万8000円増額される。人事委によると「全庁で約56億円の増額になる」という。
2年連続の引き上げ勧告を受けて道はこの後、労使交渉に入り、妥結すれば12月の定例道議会に職員給与条例改正案を提出する。
















