秋の見学旅行シーズン 苫小牧市内の高校で今月ピーク

秋の見学旅行シーズン 苫小牧市内の高校で今月ピーク
平和学習で被爆者の話を聞く生徒たち=苫小牧東高校

 苫小牧市内の高校2年生は今月、秋の見学旅行(修学旅行)シーズンを迎える。今年は公立・私立高校、専修学校8校のうち6校が10月中に出発する予定で、生徒たちは旅行を心待ちにしながら下調べの真っ最中。平和学習を組み込む高校では、被爆者から話を聞く講演会も行われている。

 最も出発日が早い東高校(澤田慎也校長)は10~14日の4泊5日で広島、兵庫、大阪、京都、奈良を訪れる。初日は広島市の原爆ドームや平和記念資料館を見学し、生徒一人一人が平和を願って書いたメッセージ冊子を奉納する。

 旅行に先立ち9月25日、広島で被爆した北海道被爆者協会の大村一夫さん(82)を迎え、講演会を実施。大村さんは爆心地から1・6キロの自宅で朝食を取ろうとした時に被爆した。何とか生き延びたものの、多くの人が急性白血病になっていくのを目の当たりにし、若い頃は「未来はない」と諦めていたという。40歳でようやく過去を絶ち切り、前に進めたことを赤裸々に話した。

 渥美陽太さん(17)は「被災された人のその後の話は聞いたことがなかった。資料館には鮮明な資料が多く残されていると思うので、しっかり見てきたい」と話した。

 西高校(天野慎也校長)は29日~11月1日。東高校同様、広島市で平和学習を行い、関西を見て回るコース。10月に入り自主研修に向けた学習を進めており、須知桃杏(ももは)さん(17)は「広島では戦争当時のことを(肌で)感じてくる」と気を引き締めながら「大阪のユニバ(ユニバーサルスタジオジャパン)が楽しみ」とほほ笑んだ。

 同校は9月末に学級閉鎖をするなど、新型コロナウイルスが5類に引き下げられて以降も気が抜けない状態が続いている。全国的なインフルエンザの流行もあり「緊張感を持って準備を進めている」(阿部正行教頭)という。

 工業高校(諸橋宏明校長)は29日~11月2日で、関西のほか三重県の伊勢神宮参拝や愛知県の自動車整備工場見学をする。南高校は17~20日、苫小牧高等商業学校は22~26日、駒大苫小牧高校は23~27日に実施する。中央高校は11月上旬、総合経済高校は12月上旬を予定している。

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