苫小牧市植苗のウトナイ湖は秋の渡り鳥シーズンを迎え、多くの水鳥でにぎわっている。朝方にはガン類が一斉に飛び立つ迫力満点の「ねぐら立ち」に出くわすことができる時期で、自然が織り成す絶景を楽しみに足を運ぶ人たちの姿も目立つ。
同湖は繁殖のためにロシアなどで過ごす水鳥が越冬地の本州へ向かう際、羽を休める貴重な中継地。春にも繁殖地へ北上する渡り鳥が立ち寄るが、秋は群れが分散して動く傾向があるとされる。
9日早朝、湖の沖合に集まって休んでいたマガンやヒシクイなどは朝焼けが東の空を染め始めると独特の鳴き声を響かせ、群れて次々と飛び立った。
5年ほど前から毎年この時期になると、同湖に通い詰めるという恵庭市の写真愛好家飯田一幹さん(64)は「朝日の中を飛ぶマガンの姿が素晴らしく、毎年来てしまう」と望遠レンズ付きのカメラを手に笑顔を見せた。
同湖サンクチュアリネイチャーセンターによると、今年はヒシクイもマガンも9月下旬までに湖に姿を現し、10月上旬にはコハクチョウが初飛来。同センターによる8日の調査では日中にカモ類やハクチョウを含め約4000羽近くの水鳥が確認されているが「例年だと、今後さらに数は増える」としている。
















