東京商工リサーチ北海道支社は、2023年度上半期(4~9月)の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は前年同期比24件(24・2%)増の123件となり、2年連続で増加した。新型コロナウイルス感染拡大前の19年度同期(111件)も上回った。
倒産件数のうち、コロナ関連倒産は62件と約半数を占め、比率は高止まりしている。道内では累計で291件となった。
一方、負債総額は136億8400万円となり、前年同期に比べ18億4800万円(11・9%)減少した。
地域別では、札幌市が51件で全体の4割強を占めて最多。これに函館市(13件)、苫小牧市と釧路市(各7件)、帯広市(5件)、旭川市と小樽市(各4件)が続いた。
業種別ではサービス・他が41件で最も多い。以下、建設業(30件)、小売業(19件)、製造業(13件)の順。
原因別では「販売不振」が89件と全体の7割強を占めてトップ。これに「放漫経営」(10件)、「偶発的原因」(8件)が続いた。
9月末現在の企業倒産に伴う従業員の被害者総数は、今年1月からの累計で730人となっている。
上半期の倒産件数は4年ぶりに100件台。コロナ禍以降、減少傾向が続いていたが、増加に転じ始めている。同支社では、コロナ禍で企業の資金繰りを支えた「ゼロゼロ融資」の返済が本格化する中で、「返済ができず、経営に行き詰まる企業が今後さらに顕在化する」と分析。「厳しい経営環境は当分続くとみられ、企業倒産は秋口以降、増勢を強める可能性が高い」と指摘している。
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帝国データバンク札幌支店の調査では、23年度上半期の道内企業倒産は118件、負債総額197億円。前年同期に比べ件数は22件(22・9%)増加し、負債も39億400万円(24・7%)増えている。
















