日本書道研究会の総合展 啓心社2人が最高賞 苫小牧

西野さんの作品

 苫小牧市内を中心に教室を展開する書道啓心社(沖田啓峰代表)に所属する2人が、日本書道研究会(札幌市)主催の第37回総合展で最高賞の日本書道研究会賞に輝いた。一般の部(応募総数151点)で西野梢雪さん(50)=市若草町=、学生部(同789点)で紺野未羽さん(17)=苫小牧東高2年=が選ばれた。

 西野さんは、書聖王羲之の「集字聖教序」から「般若波羅蜜」の5文字を行書体で書いた。講師の田中優翠さんから文字の大きさやバランスについて指導を受けつつ、空き時間を利用して自宅でも練習。「普段の2倍ぐらいは書いた」と振り返る。

 田中さんは「納得いくまで書き続けられる粘り強さが魅力。成果が表れた」と喜ぶ。

 「書道を続けてこられたのは(前代表の)河原啓雲先生(故人)のおかげ。恩返しができた」と西野さん。「筆遣いなどまだ勉強するところがある。基本に立ち返り、練習に励みたい」と力を込めた。

 紺野さんは顔真卿の「祭姪文稿」から「禍誰為荼毒」の5字を臨書。最高賞獲得には、最初「『本当に自分なのか』と信じられなかったが『おめでとう』と言ってもらえて実感できた。今まで(書道を)続けてきて良かった」と笑顔を見せる。

 普段は日高町富川から片道1時間半かけて東高校へ通学し、弓道部に所属している。

 富川の書道教室には週1回通い、家でも2~3時間ほど自主練習。部活動や中間試験などで忙しい日々だったが「納得する字が書けた」と満足した様子だ。

 紺野さんの指導に当たる同教室の講師菅原章峯さんは「教室に来られない日でも作品を提出する。なかなかできないことで、その熱心さが賞につながった」とたたえた。

 受賞作品は11日まで、札幌市中央区の札幌市民ギャラリーで展示されている。入場無料。

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