道は、道内市町村の2022年度決算概要を発表した。収入に対し借金の割合を示す実質公債費比率が、国の関与が強まる財政再生基準(35%)以上の市町村は前年度同様に夕張市(67・4%)のみにとどまった。日高町は13・8%と前年度から1・5ポイント悪化し、179市町村中ワースト9位となった。
道内市町村の普通会計決算は、歳入の合計が前年度比1078億円(2・7%)減の3兆8785億円となった。地方税や道支出金は増加したが、国庫支出金が大幅に減少し全体の減額につながった。一方、歳出も前年度比898億円(2・3%)減の3兆7970億円。人件費や繰出金は増えたが、扶助費や補助費などが減少した。
歳入総額から歳出総額を差し引いた形式収支は815億円の黒字。これから翌年度に繰り越す財源を差し引いた実質収支も、701億円の黒字となった。
実質公債費比率が財政再生基準を上回った夕張市は歳入が135億7000万円、歳出が132億4000万円で、実質収支は3億3000万円の黒字。実質公債費比率は前年度から0・9ポイント改善した。地方債残高や一般会計が将来負担すべき実質的な負債を表す将来負担比率は220・7%となり、前年度(274%)から53・3ポイント改善した。
実質公債費比率がワースト9位だった日高町の将来負担比率は、前年度から7ポイント改善したものの51・7%でワースト30位だった。
白老町は実質公債費比率が前年度から0・6ポイント改善したものの11・5%で、ワースト28位。苫小牧市は実質公債費比率が前年度から0・5ポイント悪化して7・1%となったが、全道で130位と低い水準にある。一方、将来負担比率は4・6ポイント悪化して63・2%となり、ワースト22位だった。
胆振東部地震の被災地3町の実質公債費比率は、厚真町が11・8%(前年度比1・1ポイント悪化)でワースト26位。安平町は10・3%(同0・2ポイント悪化)で52位。むかわ町は8・7%(同0・6ポイント改善)で91位だった。
公営企業会計決算の概要では、778事業のうち経常収支が黒字なのは全体の約8割に当たる628事業で、赤字は約2割の150事業。病院事業で資金不足額を持つのは2事業。空知管内奈井江町の国民健康保険病院事業会計の資金不足比率は12・5%、新ひだか町の病院事業会計は1・8%となっている。
















