自動車部品製造ダイナックス(本社千歳市、伊藤和弘社長)は11日、苫小牧工場を構える苫小牧東部地域(柏原)に新設した大規模太陽光発電設備(メガソーラー)の供用式を行った。電力を直接供給するオフサイトPPA(電力販売契約)で導入し、自家消費型メガソーラーとしては道内最大級。1日から運転を始めており、脱炭素社会の実現に貢献する。
同社は、2050年のカーボンニュートラル(CN、温室効果ガスの排出ゼロ)達成に向け、30年までに温室効果ガス排出量を19年度比で46%削減する目標を掲げており、メガソーラーで再生可能エネルギー導入を加速させる。再エネ発電業の自然電力(福岡市)が、株式会社苫東の所有地約6・4ヘクタールを賃借し、昨年11月から建設。メガソーラーは「ダイナックスグリーンエナジーパーク」と命名し、太陽光パネル計7080枚を設置した。
最大出力は3・85メガワット。年間発電量は4・34ギガワット時で、国内工場全体で使う電気使用量の約12%に相当する。二酸化炭素の削減量も国内工場全体の約7・2%に当たる年間2400トンを見込む。約800メートル離れた苫小牧工場とは自営線を通じて直接供給し、自家消費する。1日に稼働を開始し、5日までの発電量は計画比で1割ほど上回っているという。
供用式は両社関係者ら約20人が出席し、伊藤社長は「未来を見据えた活動を継続し、北海道からグローバルに飛躍していきたい」と決意を新たにした。来賓の岩倉博文市長は「CNの取り組みについて地域の模範となってほしい」と期待を寄せ、株式会社苫東の辻泰弘社長も「万感の思い。これを契機に、苫小牧や北海道のゼロカーボン達成に貢献してほしい」とエールを送った。
















