フェリー事故想定し訓練 1管本部、苫小牧沖で初

フェリー事故想定し訓練 1管本部、苫小牧沖で初
傷病者に見立てた人形を引き上げるヘリコプター

 第1管区海上保安部(小樽)は16日、苫小牧沖で「旅客船事故対応訓練」を実施した。海保や道防災航空室など10機関・団体から約100人が参加し、沖合での事故発生時の対応手順や連携について確かめ合った。

 大型旅客船が寄港する室蘭や小樽などの港で2012年から実施しているが、苫小牧では初めて。

 今回は、苫小牧西港フェリーターミナルに向けて航行中の商船三井さんふらわあ(東京)のフェリー「さんふらわあしれとこ」(1万1410トン)の機関室で火災が発生し、乗組員が初期消火に失敗した想定。苫小牧海上保安署の巡視艇りゅうせい(125トン)が鎮火に当たったり、海保や道のヘリコプターで傷病者を救助したりする手順を確認した。

 自力走行できなくなったフェリーを、釧路海上保安部の巡視船えりも(1500トン)で安全な場所までえい航する訓練も行われた。

 りゅうせいの渡辺大樹船長は「実際に船を動かしながら訓練できる機会はなかなかない。動きを検証し、有事の際に対応できるようにしたい」と述べた。

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