人手不足感強まる 雇用判断DI過去最低に 北洋銀調べ 「採用意欲」は最高

人手不足感強まる 雇用判断DI過去最低に 北洋銀調べ 「採用意欲」は最高

 北洋銀行は、道内企業の雇用の現状と今後の雇用方針調査結果を発表した。雇用人員判断DI(「過剰」とする企業の割合から「不足」とする企業の割合を引いた数値)は前年同期比5ポイント低下のマイナス70となり、2000年の調査開始以来最低となった。全ての業種でマイナス水準となり、人手不足感が一段と強まっている。

 雇用人員判断DIは、製造業がマイナス64(前年同期比13ポイント低下)で、非製造業が同73(同2ポイント低下)。

 業種別では、全10業種がマイナス水準。特に非製造業では、運輸業が前年同期比11ポイント低下のマイナス95、建設業が10ポイント低下の同81と人手不足感が加速している。製造業では食料品が25ポイント下降し同83。人材難が課題となっている業種での不足感が拡大した。

 地域別では、道南がマイナス79で最も低い。これに道央(マイナス77)、道北(同74)、札幌市(同66)が続いた。

 今年度以降に実施する人手不足の対応策(複数回答)では、「中途採用の強化」が84%で最多。以下、「新卒採用の強化」(72%)、「募集賃金の引き上げ」(42%)、「業務の効率化」(39%)の順となった。

 一方、今後の雇用方針DI(「増員する」と回答した企業の割合から「減員する」とした企業の割合を引いた数値)は前年同期比5ポイント上昇の66となり、調査開始以来最高に。製造業が9ポイント上昇の62、非製造業も2ポイント上昇の67。人手不足感の加速を背景に、採用意欲は過去最高水準となっている。

 来春に新卒を「採用する」予定の企業は46%。業種別では、建設業が64%で最も高く、これにホテル・旅館業(60%)が続いた。

 調査は北海道二十一世紀総合研究所に委託し、道内企業692社を対象に8月中旬~9月中旬に実施。387社から回答を得た(回答率55・9%)。

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