道は17日、ジャーナリストの浜田敬子氏を講師に迎えて幹部職員研修を開いた。浜田氏は「同質性の高い組織は過去の成功体験を踏襲するため、おごりが生じやすい。多様な人材がいない組織に優秀な若い世代や優秀な女性は集まらない」と指摘した。
「真に働きやすい組織にはダイバーシティ(多様性)がある~これからの時代に求められるリーダーとは~」がテーマ。早朝から深夜の勤務で体を壊した新人記者時代を振り返り「ヒエラルキーが高い組織の中で、どこかで『おかしい』と思いながらも『使いづらい』と思われたくないと働くうちに組織に取り込まれてしまった。人の意識を変えることは難しいが、知識を高めることで意識は変えられる」と述べて、行動変容は可能と説いた。
また、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長当時の森喜朗元首相の女性蔑視発言を取り上げ「特定の属性に対するアンコンシャスバイアス(無意識の偏見、思い込み)。公平正当な評価を妨げる。自身に自覚がないだけに根深い」と指摘。「多様なニーズに応えるのは多様な人材がいる組織。ダイバーシティーとジェンダー平等は企業の成長に不可欠」と訴えた。
さらに「若いうちに難易度の高い仕事をしている女性は管理職への意識が高い」と述べ、それを与える上司の存在が大きいと強調。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表監督を務めた栗山英樹、サッカー日本代表監督の森保一の両氏を引き合いに「理想のリーダーは部下との徹底した会話を通じ、部下が働きやすい環境を整えることができる人」と語った。
















