被爆者証言講話を上映 ヒロシマ・ナガサキを語り継ぐ会

被爆者証言講話を上映 ヒロシマ・ナガサキを語り継ぐ会
豊永さんの被爆証言講話に聞き入った上映会

 苫小牧市の市民団体「ヒロシマ・ナガサキを語り継ぐ会」(舘崎やよい代表)はこのほど、広島市在住の豊永恵三郎さん(87)による被爆証言講話の上映会を市立中央図書館で開いた。会員や市民14人が参加し、戦争の理不尽さや愚かさを改めて学んだ。

 同会では、被爆者が書いた詩や作文を朗読し、核兵器の恐ろしさを伝える活動をしている。会員は6月に広島市を研修で訪れ、この時に横浜市の中学生に講話する豊永さんを撮影。一部を8月に開いた朗読イベントで上映した。今回の上映会は全編を見てもらう機会として企画した。

 映像の中の豊永さんは、原爆投下当時は9歳で、爆心地から10キロ離れた場所にいたことを語った。母と3歳の弟を探すために街の中心部に向かって被爆し、2人と再会はできたが、母は顔や腕に大やけどを負い、弟も被爆の急性症状で生死の境をさまよったという。自身も被爆の影響でがんを抱えているが、二度と同じ悲劇を起こさないよう、自身の経験を語り続けていると述べていた。

 参加者は、一言一言をかみしめるように語る豊永さんを真剣な面持ちで見詰め、上映後に設けられた平和について語り合う時間に、恒久平和への願いを一つにした。

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