苫小牧市の「東開文化交流サロン」(市東開町2)が、道の2023年度北海道福祉のまちづくり賞を受賞した。図書機能と福祉拠点機能を兼ね備えた共生型地域福祉拠点で、今後の手本となる施設として評価された。23日に札幌市内で表彰式が行われた。
同賞は、1998年の北海道福祉のまちづくり条例施行の年に創設。福祉的配慮に優れた事例を広く道民や関係事業者に紹介し、普及啓発を図るのが狙い。今年度は公共的施設部門で、「東開文化交流サロン」と「遠軽町芸術文化交流プラザ」の2施設、活動部門で「音訳グループ旭川本の会」(旭川市)、「RUN伴北海道実行委員会」(函館市)など1個人4団体が受賞した。
「東開文化交流サロン」は昨年12月にオープンした公共施設。苫小牧市福祉部総合福祉課が所有者で、渡辺建築設計苫小牧本社が設計した。点字ブロック、デジタルサイネージモニター、フラッシュランプの設置のほか、空間設計は当事者団体の意見が反映され、多様な人への配慮が至る所に感じられる施設。地域の課題解決の一翼を担う見守り支援員の配置、利用者の安全や安心感を意識した設備や設計が高く評価された。また、子どもたちが喜びそうなアイデアのほか、図書スペースやギャラリースペースも工夫を凝らしている。
表彰式では、道の道場満福祉部長が「改めて敬意を表し、日頃の取り組みに深く感謝する。道としては福祉のまちづくりをさらに広げていきたい」とあいさつし、受賞者に賞状を贈呈。「東開文化交流サロン」に対しては苫小牧市の白川幸子福祉部長、渡辺建築設計の中原茂人社長の2人に手渡された。
受賞者あいさつで白川部長は「多様な世代が交流しながら学ぶ場所になっている。図書コーナーは珍しい本もあり、将来的には2万8000冊の蔵書を予定している」と述べた。
















