駒大苫がＰＫで力尽きた。岡崎監督は「ゲームプラン通りに試合を進めてくれた。よく頑張った」と選手らをたたえた。

　前半から果敢な攻撃で札大谷ゴールを脅かした。主将小野（３年）のシュートがゴールポストに阻まれるなど、不運も重なって数度のチャンスでも得点は挙げられず、ＰＫ戦で２選手がＧＫに止められた。

　札大谷とはプリンスリーグでしのぎを削った今季。戦績は札大谷が３位、駒大苫が４位だったが、直接対決では駒大苫の１勝１分けと五分以上、今回も激戦を演じた。

　３年生を中心に好成績を残し続けたシーズン。岡崎監督は「厳しい要求も耐えてくれた。仲が良く最高の学年だった。素晴らしい選手たち」と話した。小野は「練習の成果を存分に発揮できた。出せるものは全て出して戦った」と涙ながらに話した。技術巧みな３年生をそろえた今シーズン。全国の夢はかなわなかったが「この悔しさを来年につないで、リベンジを果たしてほしい」と後輩へ思いを託した。