苫小牧市の卓球クラブ、北海道菊卓会に所属する6選手が9月に釧路市で行われた北海道卓球選手権大会カデットの部で好成績を残した。シングルス、ダブルスで5位以内に入賞した選手は、11月の全国大会(徳島県)に出場する。
14歳以下女子シングルスでは近田彩梨(緑陵中2年)が優勝、丹波瑠菜(啓明中2年)が準優勝した。近田は力み過ぎないよう意識しながらサーブを使い分けて試合を展開。「絶対勝ちたかったので、優勝できてほっとした。全国でも100%の力を出し切りたい」と力を込める。
丹波は、シングルスで自身初の全道挑戦で「結果を出すことができてうれしかった。全国でも丁寧なプレーで試合を運び、初戦を突破したい」と意気込む。2人はダブルスでもペアを組んで3位に入賞。全国では昨年(3回戦敗退)以上の成績を目指す。
中村百花(拓勇小6年)、藤田小百合(泉野小4年)もダブルスに出場したが6位、全国には一歩及ばなかった。2人は「リードされても諦めずに挑戦できた。ミスの多さなど反省点を次の大会に向けて修正していきたい」と前を向く。
13歳以下男子シングルスでは、近田蓮(緑陵中1年)が3位となった。直前に体調を崩したことで練習不足となり「ミスが多くなってしまった」と振り返る。全国では積極的に攻められるよう、練習量を増やして準備を進める。
近田はダブルスにも佐藤裕眞(早来学園5年)とのペアで出場し、5位に食い込んだ。2人は「甘い球を返されたり、ミスすることがあった」と反省点を挙げ、粘り強く攻めて相手の隙を突くプレースタイルで、全国初戦突破を目指す。佐藤は「ゲーム展開をどのようにつないでいくか考え、ボールタッチや切り返しを意識しながら戦いたい」と抱負を語った。

















