【サンフランシスコ時事】米プロバスケットボール協会(NBA)、サンズの渡辺雄太が6季目を好発進した。24日に敵地サンフランシスコで行われたウォリアーズとの開幕戦では、2本の3点シュートを含む8得点を挙げ、体を張った守備でも貢献。攻守で存在感を示した。
オフにサンズと2年契約。過去5シーズンと違い、契約が保証された立場でキャンプを過ごして開幕を迎えた。「これまでたくさん苦しい思いもしてきたけど、諦めずにやってきた結果」と気持ちを高ぶらせている。
24日の試合では、シュート数は5本と多くなかったものの、大事な場面で3本成功させた。第4クオーターの勝負どころで味方からパスを受けると、切り込んでレイアップを沈めた。「チームメートに信頼してもらえていると感じる。要所で確実に決めることがこのチームで求められている」。新天地で自身の役割をこなしている手応えが残った。
8~9月に開催されたワールドカップでは、日本代表の中心選手として来年のパリ五輪出場権獲得に貢献。「この夏で得た自信や経験は間違いなく自分にプラスになっている。本当に大きかった。コート上で、いい意味で余裕を持ってプレーできている」と話す。一回り大きくなって挑む新シーズンは、さらなる飛躍が期待される。

















